特別コレクション

山田孝雄文庫(やまだよしおぶんこ)

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設置年月
平成11年(1999年)11月
旧蔵者
山田孝雄(やまだ・よしお)
旧蔵者のプロフィール

明治8年(1875)富山市総曲輪(そうがわ)に生まれ、富山県尋常中学(現在の富山県立富山高等学校)中退後、富山県内の小学校や兵庫、奈良、高知などの中学校で教員を勤めながら、独学により国語学・国文学を研究する。

明治35年、孝雄27歳のとき、古来の文法学に西洋の文法理論を取り入れた『日本文法論 上巻』(大阪宝文館)を刊行し、同書は33歳のとき全1巻本として完成する。のちに(昭和4年孝雄54歳のとき)、明治35年に提出した「日本文法論」により、文学博士の学位を受ける。

日本大学教授、東北大学教授を歴任し、国語学・国文学・国史学・書誌学など広い分野にわたり著しい研究成果をあげた。『平家物語につきての研究』(明治44~大正3)『奈良朝文法史』『平安朝文法史』(大正2)『日本文法講義』『日本口語法講義』『一切経音義索引』(大正11)『萬葉集講義』(昭和3~12)『連歌概説』(昭和12)『五十音図の歴史』(昭和13)『桜史』(昭和16)『国語学史』(昭和18)『三宝絵略注』(昭和26)『俳諧文法概論』(昭和31)など国語文法・国文学に関する著作が多く、その功績は顕著である。

昭和32年、文化勲章を受章。富山市名誉市民となる。昭和33年(1958)仙台市にて永眠。富山市呉羽山長慶寺地内に葬られた。

沿革・概要(文庫の目的・由来など)

平成8年(1996)山田孝雄博士のご遺族から、博士の旧蔵書の寄贈を受け、平成11年11月「山田孝雄文庫」として専用の文庫室に別置し、当文庫を開設した。

山田博士旧蔵書のうち、洋装本、和装本とも整理を終え、一般に公開している。

資料の特色・点(冊)数

蔵書は約1万8千点(洋装和書8800冊、洋書167冊、雑誌445冊、著作840点、和装本6,600点)。

洋装本は国語学、国文学、国学、神道、日本史などを中心に文学・語学研究に必要な基本文献が充実している。

和装本は「(カタカナ本)方丈記」「実語教注」「撃蒙句法」などの古写本をはじめ、国書総目録に所蔵館の記載が少ない刊本も、比較的多く所蔵している。特に連歌・俳諧関係書には異色のものがある。

既刊目録
『山田孝雄文庫目録 洋装本の部』(平成11年11月刊)※洋装本はOPACでも検索できます。こちらから
『山田孝雄文庫目録 和装本の部』(平成19年3月刊)
関連資料
山田孝雄および山田文庫収蔵書関連資料
 山田孝雄文庫に関連する研究所・雑誌論文類の目録です。
山田孝雄の業績に関する研究、文庫に収蔵されている和古書の書誌学的研究などの資料があります。
資料はすべて特別コレクション室に収蔵されています。