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レファレンス事例集【その他】

Q公共トイレを改善するための、全国各地および富山県内での取り組み事例や、公共トイレの利用者アンケートが掲載された資料はあるか。
A

当館の蔵書を、本の内容を表す件名(この場合は「便所」)で検索したところ、以下のような資料があった。公共トイレの改善と、それにともなうイメージの変化が注目されていることがうかがわれる。
『まちづくりにはトイレが大事』(北斗出版 1996)によると、日本では80年代半ばから「トイレブーム」が起こり、公共トイレも“4K”(汚い、暗い、臭い、恐い)のイメージを払拭するべく「トイレ革命」が進行してきたということだ。トイレ改善の流れや課題などがわかりやすくまとめられた本である。
『公共トイレ管理者白書―もう公衆便所なんて呼ばせない』(オーム社 2005)は、静岡県伊東市の「観光トイレ」、東京都町田市の「バリアフリートイレ」など、各地の特色あるトイレ作りの事例を紹介している。また資料編の「公共トイレ年表」には、1988年に富山県が「快適な公共トイレ整備事業」に着手したことも記載されていた。
『心に響く空間―深呼吸するトイレ―』(弘文堂 2009)では、商業施設、学校、駅などのトイレが、多数のカラー写真とともに紹介されている。県内からも、滑川市立西部小学校とマリエとやまのトイレが掲載されていた。また、「トイレだけの目的で来店したことがありますか?」といった利用者アンケートの結果が、随所に盛り込まれている。
「トイレ アンケート」などのキーワードで、インターネットから関連情報を検索すると、第一生命経済研究所が2004年に実施した「公共トイレに関するアンケート調査~利用者からみた公共トイレの管理と利用のあり方~」が公開されていた。これは同研究所の調査報告書「ライフデザインレポート」2005年5月号・11月号をもとにしたもので、どちらもホームページ(http://group.dai-ichi-life.co.jp/dlri/ldi)から全文を閲覧できる。
また、トイレ環境の改善や整備に取り組む日本トイレ研究所のホームページ(https://www.toilet.or.jp/)では、地方自治体との共催で行っている「全国トイレシンポジウム」の資料集などの出版物を紹介している。
次に、富山県での取り組みについて知るため、県庁のホームページ内を「公共トイレ」というキーワードで検索をしたところ、「「誰もが住みたい県、そして訪れたい県に」~「富山県快適トイレ推進プラン」を推進する!」という記事があった。県の政策情報誌「でるくい」22号(2005)に掲載されたもので、1988年に始まった県の公共トイレ改善事業について、環境政策課の職員が解説している。グッドトイレコンテストなどとともに、この記事でも紹介されているのが、県と環日本海トイレフォーラムが協働で作成した「富山県トイレマップ」(http://www.toyama-toiletforum.jp/)である。ウェブ上で公開されており、県内の主な公共トイレを検索できるユニークなものだ。
さらに、富山県立図書館の蔵書を検索すると、『公共トイレに関するアンケート実態調査結果』(富山県 1988)、『望ましい公共トイレのあり方』(富山県快適な公共トイレ研究会 1989)など、県のトイレ行政に関わる資料を所蔵していた。また、より新しい情報については、県環境政策課や環日本海トイレフォーラムなどへの問い合わせを質問者におすすめした。