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レファレンス事例集【自然】

Q富山で起きた過去の地震や、活断層の分布等についてわかる資料を紹介してほしい。
A

2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震の発生から、地震や津波、放射能に関する参考質問が多く寄せられている。その中でも最も多い、地震に関するレファレンスを紹介する。
富山県の古い地震の記録は『富山県気象災異誌』(日本気象協会富山支部 1971)に掲載されている。この資料は過去の文献を元にまとめられ、地震だけではなく、異常気象や火災、疫病、地すべり等、さまざまな災害について、県内の被害状況がわかるようになっている。地震の項目には地震の日時や規模、震源地等が記載されているが、あまり詳細なものではなく、1971年以降の記録を調べることはできない。
近年の地震情報については、『日本の自然災害500~1995年』(日本専門図書出版 1998)と『日本の自然災害1995~2009年』(同、2009)を見ると、全国の大地震の過去の記録や、地震に伴って発生した津波の被害記録、その他いろいろな自然災害について詳しい解説がある。ただし、他の地域を震源地とする地震についての、富山県における被害状況が詳細に記録されているものではない。
インターネットで富山地方気象台のホームページ(http://www.jma-net.go.jp/toyama/)を見ると、最新の地震情報や、富山県における過去の地震の記録を見ることができる。また、このホームページでは県内各地域で観測された震度も公開している。例えば、東北地方太平洋沖地震の際に、富山市では震度3が観測されたことがわかる。そのほか、月ごとに掲載される「富山県の気象・地震概況」には「富山県とその周辺の地震活動」の項目もある。
次に活断層について調べてみる。市内の中央部にある呉羽山断層帯を『1:25,000都市圏活断層(富山)』(日本地図センター 2002)で見ると、断層帯が呉羽山丘陵から神通川を横切り、富山湾岸に延びていることがわかる。この地図ほど詳細ではないが、『日本列島・地震アトラス 活断層』(集英社 1995)では、全国の活断層マップを見ることができる。他にも『いま活断層が危ない』(中日新聞社 2006)には呉羽山断層帯と砺波平野断層帯の特徴や地震発生確率、地震発生間隔等について書かれている。
また、地震に伴って発生する津波についての専門資料が『津波の事典』(朝倉書店 2007)である。過去の津波の記録や、津波発生のメカニズム、予測方法、対策方法等が詳細にまとめられている。
最後に、これらの情報に併せて、地震にどう備えるかということについても考えてみたい。富山市では「富山市地域防災計画」を元に、『富山市防災マップ』を配布している。有事の際の対応や最寄りの避難所の確認、防災グッズの準備等に役立つ資料である。
また、2011年4月20日号の「広報とやま」と合わせて全世帯に配布された『富山市地震防災マップ』には、地震によるゆれやすさマップや、地域の建物危険度マップが掲載されている。マップは、各世帯が居住する地域版のものが配布されているが、その全体は、富山市のホームページでも見ることができる。富山市立図書館本館・参考室にも所蔵している。
万が一、地震が発生した際には、県内の警報・注意報が常時更新されている「富山防災WEB」(https://d2800000147bueaq.my.salesforce-sites.com/bousai2/)が役立つ。緊急時にはテレビやラジオの放送を待つだけではなく、自ら最新の情報を入手する積極性を持ちたいものである。

Q震災が起きたときに富山県に液状化現象の危険があるか知りたい。
A

液状化現象とは、地震など強い振動を受けた砂質の地盤が液体のようになる現象のことで、建物が傾いたり、横倒しになってしまったりすることもあるそうだ。
富山市では「富山市地域防災計画」のパンフレットを作成しており、そこには震災時の県全域液状化予想分布図が掲載されている。これは富山市のホームページからも見ることができる。