パパ、お月つきさまとって！

エリック＝カール／さく　もりひさし／やく　偕成社

　「お月さまとあそびたいな」　モニカは、手をいっぱいにのばしましたがとどきません。そこで、パパに「お月さまとって！」とたのみました。パパは、ながーいながーいはしごで、お月さまにのぼっていきます。 （幼児から）

あかりの花　中国苗族みゃおぞく民話

肖甘牛／採話　君島久子／再話　赤羽末吉／画　福音館書店

　十五夜じゅうごやの晩ばん、トーリンが竹かごをあんでいると、あかりの灯心とうしんがゆらめき赤い花になりました。花の中からは、美うつくしいむすめがあらわれます。２人は、いっしょにはたらき、金持かねもちになりました。ところが、なまけだしたトーリンをみて、むすめは、金鶏鳥きんけいちょうにのって月の世界せかいへとまいあがっていきます。 （小低から）

月へ　アポロ１１号のはるかなる旅

ブライアン・フロッカ／作・絵　日暮雅通／訳　偕成社

　1969年７月16日、アポロ11号は、３人の宇宙うちゅう飛行士ひこうしをのせて発射はっしゃされました。暗闇くらやみをつきすすみ、はるかかなたにうかぶ月をめざします。７月20日、ついに宇宙飛行士たちは人類じんるいではじめて月に着陸ちゃくりくしました。
　アポロ11号の図や計画もくわしくしょうかいされています。 （小中から）

ドリトル先生と月からの使い

　ロフティング／〔著〕　井伏鱒二／訳　岩波書店

　動物語が話せるドリトル先生は、世界中の動物たちから頼りにされています。評判は月まで届き、家ほどもある巨大なガが、ドリトル先生の元へ使者としてやってきました。月世界の住民が助けを求めていることを知って、ドリトル先生は月へ行く決心をします。
　続きに、『ドリトル先生月へゆく』『ドリトル先生月から帰る』があります。 （小高から）

ムーンゲイザー　月を見つめて
　高見ゆかり／著　藤田ひおこ／画　ＰＨＰ研究所

　ある日突然、月が見えなくなった！　パニックになるあずみの前に現れたのは、天文部に所属する謎の美形少年遠夜とおや。あずみには、中学以前に彼と会った記憶はありません。ところが、遠夜はときどき「おれのこと……オモイダシテ」とせつなげにつぶやきます。やがて、あずみは過去の封印された記憶を取り戻していきます。（中学生から）